ハル色に染まるるを…



「じゃあ、最初からいたんじゃない!
もう!どうしているの!」


横を歩くハルくんの袖を思いっきり
引っ張りながら、抗議する私。


でも、ほんとはハルくんに会えて
とても嬉しい。


「誰かさんが、また逆方向に冒険して
面白い顔が見えないかな〜と思ってね。」

楽しそうに言うイタズラ顔のハルくん。


!?


またそれを言う!?
この前も、もう言わないでって言ったのに。


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