ハル色に染まるるを…


「うん!私ね〜、20件も
担当もらったんだよ!」


ちょっと得意げに話す私に、
ハルくんが怪訝そうな顔をする。


「え?いきなり?多くないか?
相場分からないから何とも言えないけど。」


んー、多いのかな?

でも林田先生なんて、50件も担当あるし。

まぁもちろん助手の事務員さんが
2人ついてるけど…


「他の人に比べたらまだ少ないし
たぶん、普通だと思う!」


問題ない、とグッ!と親指を付き出して
アピールする私にハルくんも


「そうか。」

と納得してくれた。


「あ、そういえばね、ハルくん。」

ずっと気になっていた
松田さんへ感じた違和感。

ハルくんに聞いてみることにした。


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