ハル色に染まるるを…


「もしもなんだけど。
人に触ったとき何にもないのに
嫌〜な感じというか、違和感というか
そういうの感じるのって、どんな時?」


急に妙な質問をする私に
「何だそのニッチな質問。」と言いながらも

ソファーの隣に座り直すハルくん。


「それは、なに。急に触られたとか?」


そう言って、ちょっと眉をひそめてみせる。


「ううん、握手したとき。」


そう答えた私に、やっぱりなという表情で
話すハルくん。


「うん、実際にあった事なのね。」


私のもしも話は、現実だと
秒で見抜かれた…


仕方がないので素直に肯定する。

「うん。見るからに悪い人とかじゃないし
その人を昔から知ってる人も良い人だよって
言うけど、私は何だか嫌だな〜と思ったというか…」


…めっちゃ失礼だよね、私。。。


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