ハル色に染まるるを…


!!


「え!嬉しい!ありがとう!
めっちゃ可愛い!」


私は様子の変なハルくんが
気にならないほど
テンションが爆上がりした。


「大事にする!」


そう言って、早速つける。



すると、ようやく顔を上げたハルくんが
喋りだした。


「社会人になったら、時間管理大事だから。
いつも使えるかなと思って。
…渡しそびれてた、遅くてごめん。」


そう言ってうなだれるハルくんに
心の底から愛しさが込み上げる。



「ううん、嬉しい。
ありがとう。毎日使うね♪」


私がそう言うと、ハルくんは
コクンと頷いて


「肌身離さず、付けておいて。」


と言って、満足そうに笑った。



ーーさっきのハルくんは何だったんだろう。
具合が悪いわけではなさそう?



まぁ、元気ならいいか!


嬉しそうにまた、エビを食べはじめた
ハルくんに安心して、
深く突っ込むことはなかった。

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