いつだって恋は雨模様
朝、雫ちゃんが『ぜひ、聞いてください!』といった顔で登校してきたので、

「何かいいことあった?」と聞くと、

私の1.5倍はあるんじゃないかといった目を、

更に目を見開いて、早口で喋ってくれた。

「...まとめると、

その告白してくれた人と、付き合ったってことかな?」

「そうそう!彼ね次期バスケ部、部長候補で、

去年、全国大会で準優勝だって!

そんな未来溢れる人だったら、付き合うしかないよねー!

あ、そういえば風花ちゃんは昨日誰に告白されたの?」

「えーっと」

頭の中で、告白をリピートして、名前を思い出した。
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