いつだって恋は雨模様
まず目標は、新入生発表会で、2曲披露する事。

「来月までだが...俺は、ひとつしたいことがある。

オリジナル曲の製作だ」

4人の間に緊迫感が走った。

「そんなに簡単にできるかしら」

青葉ちゃんが重々しく口を開く。

「僕は、曲を作ったり、歌詞をかいたりするのは出来ないよ」

大峰くんが重々しく口を開く。

「俺も無理だ」

菅谷くんが重々しく口をひら...く?

え?なにもプランないのに作りたいって言ったの?

その勇気が凄い所を心から尊敬した。

「でも」

「「「でも?」」」

突然、菅谷くんの視線が私に向けられる。

「ん?」

にやっと口角をあげて、怪しげな笑みを浮かべた後、

とんでもないことを言いはなった。

「風花が、曲作れよ」
< 24 / 35 >

この作品をシェア

pagetop