いつだって恋は雨模様
入学式でも、見られる。
廊下を歩けば、見られる。
なんだかどっと疲れた。
入学式の終わった後も、張りつめた緊張感と、
友達を作らなきゃといった闘志がみんなから見えた。
私は、あまり人前に出たり、積極的に話しかけることは苦手なので、ぼーっとしていた。
「え、まじですかー!」
「そうだ」
話を全く聞いていなかったので、何が起こったのか全くわからなかった。
勇気を出して、袖をくいくいっと引っ張って、菅野くんに話しかける。
「な、なに?」
「今から、何するの?」
「自己紹介だよ。名前、特技、趣味いってくって」
一番私が苦手とする自己紹介。
前までは、知り合いしかいなかったし、人数も6人しかいなかったから、全く問題はなかったけど、
今となっては大問題だ。
私は、アニメが大好きで、特技はアニメのキャラの名前を全部覚えていること、ピアノ
趣味は、アニメ観賞、読書
アニオタだってばれたら、入学早々からそういうキャラになってしまうのはごめんだから、
ピアノと読書にしようと心に決めた。
因みに私は一番端の一番後ろの席。
だから、一番最後で大トリなんだ。
個性豊かな自己紹介を聞いているうちに、
あっというまに菅野くんの番になっていた。
「えーっと、菅谷真昼(すがやまひる)です!
特技は、ネットサーフィンで、本当のサーフィンも得意です。
趣味は、カラオケで歌には自信があります。
みんなと仲良くなるのが俺の夢です!
よろしくお願いします!」
ぱちぱちと大きな拍手と一緒に席についた。
「次、桃井さんの番だよ。」
意を決して席をたって、前を向く。
さっきは、全然見れなかったけど前を向くと、
皆の顔がはっきり見えた。
なるべく笑顔で、なるべく笑顔...。
「もっ、桃井風花(ももいふうか)です。
特技は、昔から習っていたピアノです。
趣味は、読書です。
おすすめの本があったら、ぜひ貸してください。
田舎から出てきてまだまだ都会の人にはほど遠いですが、
色々教えてください!よろしくお願いします」
席に戻ってから、さっき自分何をいったのか、
緊張でなにも覚えていない。
「お疲れ様」
小声でそういってくれた菅谷くんにすこし心が軽くなった気がした。
廊下を歩けば、見られる。
なんだかどっと疲れた。
入学式の終わった後も、張りつめた緊張感と、
友達を作らなきゃといった闘志がみんなから見えた。
私は、あまり人前に出たり、積極的に話しかけることは苦手なので、ぼーっとしていた。
「え、まじですかー!」
「そうだ」
話を全く聞いていなかったので、何が起こったのか全くわからなかった。
勇気を出して、袖をくいくいっと引っ張って、菅野くんに話しかける。
「な、なに?」
「今から、何するの?」
「自己紹介だよ。名前、特技、趣味いってくって」
一番私が苦手とする自己紹介。
前までは、知り合いしかいなかったし、人数も6人しかいなかったから、全く問題はなかったけど、
今となっては大問題だ。
私は、アニメが大好きで、特技はアニメのキャラの名前を全部覚えていること、ピアノ
趣味は、アニメ観賞、読書
アニオタだってばれたら、入学早々からそういうキャラになってしまうのはごめんだから、
ピアノと読書にしようと心に決めた。
因みに私は一番端の一番後ろの席。
だから、一番最後で大トリなんだ。
個性豊かな自己紹介を聞いているうちに、
あっというまに菅野くんの番になっていた。
「えーっと、菅谷真昼(すがやまひる)です!
特技は、ネットサーフィンで、本当のサーフィンも得意です。
趣味は、カラオケで歌には自信があります。
みんなと仲良くなるのが俺の夢です!
よろしくお願いします!」
ぱちぱちと大きな拍手と一緒に席についた。
「次、桃井さんの番だよ。」
意を決して席をたって、前を向く。
さっきは、全然見れなかったけど前を向くと、
皆の顔がはっきり見えた。
なるべく笑顔で、なるべく笑顔...。
「もっ、桃井風花(ももいふうか)です。
特技は、昔から習っていたピアノです。
趣味は、読書です。
おすすめの本があったら、ぜひ貸してください。
田舎から出てきてまだまだ都会の人にはほど遠いですが、
色々教えてください!よろしくお願いします」
席に戻ってから、さっき自分何をいったのか、
緊張でなにも覚えていない。
「お疲れ様」
小声でそういってくれた菅谷くんにすこし心が軽くなった気がした。