10日間彼氏
だけど、1日も休みたくなかった。絶対学校にこなきゃいけないから。
だって彼と会える時間はもう限られているから。
足がもつれて、つんのめるように転んだ。
ハアッフウッ
アスファルトに手をついて、息を整えようとするけど無理だった。
気づいたら周りには誰もいなくなっていた。
お水欲しい。誰か助けて。
しばらくの間、目を閉じて、じっとうずくまっていた。
ふいに、彼が呟いた言葉を思い出した。
(このまま地上に降りなければずっと一緒にいられるのかな)
あれは、いつかの観覧車で聞いた彼の本音だったのかな。
どうして彼は、あんなことを、言ったんだろう。
私も離れないで、ずっと一緒にいたいよ、あなたと。
だって彼と会える時間はもう限られているから。
足がもつれて、つんのめるように転んだ。
ハアッフウッ
アスファルトに手をついて、息を整えようとするけど無理だった。
気づいたら周りには誰もいなくなっていた。
お水欲しい。誰か助けて。
しばらくの間、目を閉じて、じっとうずくまっていた。
ふいに、彼が呟いた言葉を思い出した。
(このまま地上に降りなければずっと一緒にいられるのかな)
あれは、いつかの観覧車で聞いた彼の本音だったのかな。
どうして彼は、あんなことを、言ったんだろう。
私も離れないで、ずっと一緒にいたいよ、あなたと。