10日間彼氏
頭から冷水をかけられたみたいに、目が覚めた。

彼とのいろいろなことが、結び付いて行き、繋がったような気がする。

違う、そんなはずない。

だけど、まだ信じたくなくてまた、美里に質問した。

「この前、私と一緒に教室にノートを持ってきてくれた人が、その先生だった?」

うーむと、美里は天井を見て考える。

違うって言って、お願い美里。

「あー、そうだそうだ、あの時の彼が先生だったんだ。なんか雰囲気違って見えたからすぐに思い出せなかったよー」

美里は、引っかかっていたことを思い出せて満足そうに笑っている。
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