10日間彼氏
ぺこりと頭を下げて、教えてもらったゴミ置場に向かった。

もうすぐ昼休みが、終わってしまいそうなので急いだ。

ゴミ置場には、たくさんのゴミ袋があり、さすがに躊躇してしまったけれど、最新のゴミなら手前にあるはずだと思って一つずつ確かめていった。

昼休みが終わるチャイムが、鳴ったけれど教室には戻れなかった。

早く見つけないと、今頃、彼が困っているかもしれない。

最終日だから、挨拶をメモ帳に書いているかもしれない。
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