10日間彼氏
そっか、あんまり好みじゃなかったのかな、清楚系ワンピ。

彼の私服は、いつも、白いカッターシャツにネクタイにスラックスというきちんとした格好なので、私も彼に合うようにとコーディネートしてみたのだけど。

仕方なく、正門の横にあるインターフォンを押そうとした。

これで職員室の先生を呼び出して正門を開けてもらい、こってりお説教を受けなければならない。

「いま、開けてやるから待ってて」

彼は内側からガチャガチャと鍵を開けてくれた。
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