10日間彼氏
背が高くて、手足も長くて、色が白くて、瞳が艶やかに美しくてハンサムな私の彼氏。
将来の夢がちゃんとあって、絵が上手で、優しくて、私なんかを好きになってくれた彼氏。
「青くん、10日間彼氏でいてくれて、ありがとう」
「桃ちゃん、僕こそありがとう。こんな想いさせてごめん」
「卒業式終わったらどこに行けばいい?」
「あのコンビニで会おう、必ず、待ってるから」
「うん」
彼が、腕を伸ばしてくるのがわかったけれど、私はわざと後ろへ3歩下がった。
もう、涙が出る30秒前だ、ヤバイ。
将来の夢がちゃんとあって、絵が上手で、優しくて、私なんかを好きになってくれた彼氏。
「青くん、10日間彼氏でいてくれて、ありがとう」
「桃ちゃん、僕こそありがとう。こんな想いさせてごめん」
「卒業式終わったらどこに行けばいい?」
「あのコンビニで会おう、必ず、待ってるから」
「うん」
彼が、腕を伸ばしてくるのがわかったけれど、私はわざと後ろへ3歩下がった。
もう、涙が出る30秒前だ、ヤバイ。