幼馴染なんて関係は嫌だ!
第1章 2人の思い
第1節 花の思い
ー花目線ー
花(なんでいつも、同じクラスなんだろう。小学校
の6年間も、中学校の3年間も一緒なのに…。
高校でまで、同じクラスにならなくても…。
5クラスもあるんだよ…。なんで、分かれなかっ
たの?しかも、なんで、隣の席なの!?)
大志「同じクラスだな!花!今年度もよろしくな!
」
花「う、うん。」
2人で話していると、私の後ろの席の女の子と、大志くんの後ろの席の男の子が話しかけてくれた。
女の子「2人は、同じ中学校?」
大志「おう、俗に言う幼馴染ってやつ!」
男の子「えっ!まじ!俺らも幼馴染なんだよ!」
女の子「私は、沖矢 凛。で、こっちが、佐藤 優助。
よろしくね! 」
助かった…大志と話してるとろくなことないもん…
大志「俺は、工藤 大志。で、この子が大本 花。」
凛「『花』っていうの?かわいい名前!ねえねえ、
『花』って読んでいい?」
花(わ、わたし?下の名前で呼ぶのなんて、家族と大志くわぐらいしかいないのに…)
花「いっ、いいけど。」
凛「やった!仲良くしてね、花!このクラスに同じ
中学校の子、優助しかいないからさ〜。
あっ、私の事は、『凛』って呼んで!」
花「はい。」
大志「良かったな、花!さっそく、友達出来てんじ
ゃん」
中学校の時、私に友達なんていなかった…
なぜなら、私の隣に、いつも大志がいたから。
大志は、女子達の憧れの的だった。
なぜなら大志は、私が言うのも癪だけど…
頭脳明晰。
バスケでは県の代表に選ばれるほど、スポーツ万能。
ルックスも、いいって言われてたし…
つまり、完璧。
そんな子の隣に、私なんかがいていい訳なかった。
私みたいな、無口で表に表情を出さないような奴、すぐにいじめられた。
だから、私に大志はいらない。
だって、もう、いじめられたくないから。
─幼馴染なんて関係は嫌だ─
花(なんでいつも、同じクラスなんだろう。小学校
の6年間も、中学校の3年間も一緒なのに…。
高校でまで、同じクラスにならなくても…。
5クラスもあるんだよ…。なんで、分かれなかっ
たの?しかも、なんで、隣の席なの!?)
大志「同じクラスだな!花!今年度もよろしくな!
」
花「う、うん。」
2人で話していると、私の後ろの席の女の子と、大志くんの後ろの席の男の子が話しかけてくれた。
女の子「2人は、同じ中学校?」
大志「おう、俗に言う幼馴染ってやつ!」
男の子「えっ!まじ!俺らも幼馴染なんだよ!」
女の子「私は、沖矢 凛。で、こっちが、佐藤 優助。
よろしくね! 」
助かった…大志と話してるとろくなことないもん…
大志「俺は、工藤 大志。で、この子が大本 花。」
凛「『花』っていうの?かわいい名前!ねえねえ、
『花』って読んでいい?」
花(わ、わたし?下の名前で呼ぶのなんて、家族と大志くわぐらいしかいないのに…)
花「いっ、いいけど。」
凛「やった!仲良くしてね、花!このクラスに同じ
中学校の子、優助しかいないからさ〜。
あっ、私の事は、『凛』って呼んで!」
花「はい。」
大志「良かったな、花!さっそく、友達出来てんじ
ゃん」
中学校の時、私に友達なんていなかった…
なぜなら、私の隣に、いつも大志がいたから。
大志は、女子達の憧れの的だった。
なぜなら大志は、私が言うのも癪だけど…
頭脳明晰。
バスケでは県の代表に選ばれるほど、スポーツ万能。
ルックスも、いいって言われてたし…
つまり、完璧。
そんな子の隣に、私なんかがいていい訳なかった。
私みたいな、無口で表に表情を出さないような奴、すぐにいじめられた。
だから、私に大志はいらない。
だって、もう、いじめられたくないから。
─幼馴染なんて関係は嫌だ─