愛を叫ぶ
1章

叫び



砂浜に着いて、マスクを外し、すうっと息を吸い私は叫ぶ。


「消えたらいいっ!!こんな世界っ!!」

誰にもばれない、私の心の言葉。


「こんな世界、ゴミ同然っ!!」


そう。


この世界はゴミだよ。

「喋れないのが可哀想?」


私は、ハッと笑ってこう言った。


「集団じゃないと何も言えないあんた達の方が可哀想よっ!」



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