逢いたい~レイとヨンの物語~☆完全版☆
「タクシーを呼ばれて朝早くにホテルを後にした女性かしら?」

「たぶんそう・・・です。その人と同じ場所に行きたいんですけどっ」

「・・・ホテルの入口に止まっているタクシーが数台あるのでそこで聞けばわかるかもしれないですよ。」

「ありがとう!!」

僕はタクシーの運転手達に声をかけ・・・

運のいい事に1台のタクシー運転手がレイらしき女性を今朝乗せたと・・・

すぐさま、そのタクシーに乗り込み、

「その女性を送ったとこまで・・・」

僕はあせっていた・・・

それと同時に改めてレイが僕のなかでこんなに大きな存在になっていることを思い知った。

・・・このまま別れたくない・・・

見なれた玄関・・・レイの自宅の前にタクシーは止まった・・・


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