ニ.ゲ.ロ.
私は転校してきた時、一番初めの友達がほたるだった。
そのほたるが、突然転校し更には失踪してしまった。
「ほたる…まずは学校からね」
幸薫は、ほたると出会った学校から探すことにした。
だが、昼間に探すことはできない。
幸薫「結菜以外にばらしたら死ぬって……」
結菜は、私とほたると一緒にいた友達だ。
メールの最後に書かれていた。
「「ユナイガイニシラセタラ、シヌ」」
何故見せては行けないんだろう…
そう思いつつも、正門の扉を開けた。
ギギィィィ………… 予想以上に音が響いてしまった。
と、同時に結菜も声を上げる。
結菜「もう…なんでなの……」
結菜は相当な常識人だ。呪いとか信じないため、忘れ物ついでにと言ってついて来てもらった。
幸薫「ごめんごめん、今度奢ってあげるから」
そういいながら昇降口に足を踏み入れた。
いつもよりひんやりとした空気、どす黒い空間。
少し恐怖を覚えながら、足を進めた。
結菜「まずは、ほたるの机から探したら……?」
そういわれて一つ、頷いてからほたるの机へ向かった。
まだ転校してまもないため、そのまま机が残されている。
幸薫「でももう何も残ってないよなぁ」
そうつぶやきながらも、ほたるの机に手を突っ込んだ。
サワサワ…サワサワ…ガギッ!!!!!
ん……何かある。
つまみ出すと…それは下駄箱の鍵だった。
私の学校は、以前酷いイジメがあってから、下駄箱に鍵がついたらしい。
その鍵だ。
幸薫「なんでここに入ってるの?先生に預けるはず……」
結菜「幸薫、これ落ちてた」
それは赤い手紙だった。
結菜「さあ、ゲームの始まりよ。逃げれるかしら。頑張ってね。」
そう淡々と読み上げた。
幸薫「何がしたいのよ…」
そう思いつつも、本気で大変なことになるかもしれないので、下駄箱へむかった。
ほたるの下駄箱は201のようだ。
ほたるの下駄箱の鍵穴へ鍵を差し込み、右へ半回転。
カチャリ
鍵が開いたようだ。
中を開けると……
あの赤い手紙と、赤黒い染みがついたリボンのヘアピンが出てきた。
手紙の内容は…
「「あら、ここに来たのね。じゃあ、次は裏庭の小さな小屋へ行きなさい。」」
結菜「裏庭か…でもあの小屋入ったことないよね……」
確かに。あの小屋は、ツタが広がっていて、土埃をかぶり、さらに薄暗い所にあるため、先生ですら近づかない所だ。
なんでこんな所を選ぶのだろう。
まさか、ここにほたるが潜んでいるの?
結菜「とりあえず…行こうよ。」
結菜の声で思考回路から断ち切られた私は、言う通りに小屋へ足を運んだ。
小屋へついた、のはいいが、木材と釘で打ち付けられて、到底入れる状況出はなかった。
何か開けるものはないかと探していたら、小屋の裏にバールが2つ並べておいてあった。
幸薫「これでやれってことなのかしら…」
結菜「やるしかない…ね。」
その通りだ。そう思ってバールを手に取り、やみくもにバールを振ってとうとう扉が壊れた。
木が崩れた先に見えたのは、少し湿ったような空気のどす黒いだけの部屋………と思ったのも刹那、次の瞬間に、目を覆いたくなるような風景が目に映った。結菜&幸薫「………………ッ!!」
そこに見えた光景。
無数のハエ、赤黒く汚れたブルーシート、それを固定するロープ、その横から
はみ出す骨が見える人の肉片。
結菜「嘘…やだ…なにこれっ……」
私が何かを言おうと口を軽く開けた瞬間、
ブーブー、ブーブー
携帯のメールの着信を知らせるバイブがなった。
送信者は……ほたるだ。
「「そう。それが呪いを解くための鍵よ。その子の恨みを晴らせば、自動的にあなたたちの呪いも晴れるわ。
制限時間は…1週間よ。
でも見られたらダメよ。
今日はもうやめなさい。東の空が明るいわ。」」
慌てて振り返ると、東の空に日が上って来ていた。
そのため、私たちは帰ることにした。
小屋の前には、そこらへんにあった木だの紐だのシートだのを使ってばれないように隠蔽した。
そして学校をあとにした。
まさかあんなことが起こるとも知らずに……
残り7日
そのほたるが、突然転校し更には失踪してしまった。
「ほたる…まずは学校からね」
幸薫は、ほたると出会った学校から探すことにした。
だが、昼間に探すことはできない。
幸薫「結菜以外にばらしたら死ぬって……」
結菜は、私とほたると一緒にいた友達だ。
メールの最後に書かれていた。
「「ユナイガイニシラセタラ、シヌ」」
何故見せては行けないんだろう…
そう思いつつも、正門の扉を開けた。
ギギィィィ………… 予想以上に音が響いてしまった。
と、同時に結菜も声を上げる。
結菜「もう…なんでなの……」
結菜は相当な常識人だ。呪いとか信じないため、忘れ物ついでにと言ってついて来てもらった。
幸薫「ごめんごめん、今度奢ってあげるから」
そういいながら昇降口に足を踏み入れた。
いつもよりひんやりとした空気、どす黒い空間。
少し恐怖を覚えながら、足を進めた。
結菜「まずは、ほたるの机から探したら……?」
そういわれて一つ、頷いてからほたるの机へ向かった。
まだ転校してまもないため、そのまま机が残されている。
幸薫「でももう何も残ってないよなぁ」
そうつぶやきながらも、ほたるの机に手を突っ込んだ。
サワサワ…サワサワ…ガギッ!!!!!
ん……何かある。
つまみ出すと…それは下駄箱の鍵だった。
私の学校は、以前酷いイジメがあってから、下駄箱に鍵がついたらしい。
その鍵だ。
幸薫「なんでここに入ってるの?先生に預けるはず……」
結菜「幸薫、これ落ちてた」
それは赤い手紙だった。
結菜「さあ、ゲームの始まりよ。逃げれるかしら。頑張ってね。」
そう淡々と読み上げた。
幸薫「何がしたいのよ…」
そう思いつつも、本気で大変なことになるかもしれないので、下駄箱へむかった。
ほたるの下駄箱は201のようだ。
ほたるの下駄箱の鍵穴へ鍵を差し込み、右へ半回転。
カチャリ
鍵が開いたようだ。
中を開けると……
あの赤い手紙と、赤黒い染みがついたリボンのヘアピンが出てきた。
手紙の内容は…
「「あら、ここに来たのね。じゃあ、次は裏庭の小さな小屋へ行きなさい。」」
結菜「裏庭か…でもあの小屋入ったことないよね……」
確かに。あの小屋は、ツタが広がっていて、土埃をかぶり、さらに薄暗い所にあるため、先生ですら近づかない所だ。
なんでこんな所を選ぶのだろう。
まさか、ここにほたるが潜んでいるの?
結菜「とりあえず…行こうよ。」
結菜の声で思考回路から断ち切られた私は、言う通りに小屋へ足を運んだ。
小屋へついた、のはいいが、木材と釘で打ち付けられて、到底入れる状況出はなかった。
何か開けるものはないかと探していたら、小屋の裏にバールが2つ並べておいてあった。
幸薫「これでやれってことなのかしら…」
結菜「やるしかない…ね。」
その通りだ。そう思ってバールを手に取り、やみくもにバールを振ってとうとう扉が壊れた。
木が崩れた先に見えたのは、少し湿ったような空気のどす黒いだけの部屋………と思ったのも刹那、次の瞬間に、目を覆いたくなるような風景が目に映った。結菜&幸薫「………………ッ!!」
そこに見えた光景。
無数のハエ、赤黒く汚れたブルーシート、それを固定するロープ、その横から
はみ出す骨が見える人の肉片。
結菜「嘘…やだ…なにこれっ……」
私が何かを言おうと口を軽く開けた瞬間、
ブーブー、ブーブー
携帯のメールの着信を知らせるバイブがなった。
送信者は……ほたるだ。
「「そう。それが呪いを解くための鍵よ。その子の恨みを晴らせば、自動的にあなたたちの呪いも晴れるわ。
制限時間は…1週間よ。
でも見られたらダメよ。
今日はもうやめなさい。東の空が明るいわ。」」
慌てて振り返ると、東の空に日が上って来ていた。
そのため、私たちは帰ることにした。
小屋の前には、そこらへんにあった木だの紐だのシートだのを使ってばれないように隠蔽した。
そして学校をあとにした。
まさかあんなことが起こるとも知らずに……
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