ニ.ゲ.ロ.
先生「えーときのう、合唱部の練習中、酸欠になって病院に運ばれ、3日ほど入院するそうです。」
あ。
やっぱり。
由佳もやられた。
もう、もたもたしていられない。
幸薫「結菜ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
結菜「うん、分かってる。」
やろう。行こう。
そう呟き、病院へ向かった。
看護師「美羽さんと真由さんの部屋は427号室です。」
幸薫「わかりました。ありがとうございます。」
一つ礼を伝え、足早に427号室へ向かう。
幸薫「美羽っ真由っ」
美羽&真由「あ、来てくれたんだ~ありがと~」
幸薫「話したいことがっあってっ!」
美羽「ん~なぁに~」
幸薫「姫夏」
その名前を口にしたとたん、美羽と結菜の顔から笑顔が消えた。
真由「なんで…その名前を…」
幸薫「二人が怪我したのは、姫夏の呪いのせい。
早く呪いを解かないと、あなたたちも私も死ぬ。」
美羽&真由「やだ…死にたくない」
よかった。常識人の結菜と違ってこの人たちは呪いを信じる人たちのようだ。
真由「呪いを解く方法はないの?ねえ?」
幸薫「あるよ。それは姫夏の前で謝るの」
美羽「あ、謝るって…私明日じゃないと一時帰宅できないよ…」
真由「私も明日退院だよ…」
幸薫「明日ならまだ間に合う。なら明日またここに来るから、待ってて。」
美羽&真由「分かった…」
そういって、病室をあとにした。

その夜、また小屋の前に花を添えた。
「姫夏さん、明日美羽と真由は連れてきます。他の人もなるべく早く連れてきます。」
そういって、小屋をあとにしようとした時、
ブーブー、ブーブー
ほたるからのようだ。
「「よくやったわね。美羽と真由は頑としても来なさそうだったのに。まあ、あなたの力ね。残り4日よ。頑張れd(@^∇゚)/ファイトッ♪」」
……完全に遊ばれてるね。うん。
まあ、あと4日か……
多分、大丈夫だよね。







残り、4日
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