鳴らない電話を抱きしめて
私の夢は「幼稚園の先生」になる事。

毎日可愛い子供達と一緒に、お遊戯したり絵を描いたり、一緒に遊んだり。

小さい頃から エレ○トーンを習っていて、たまに先生のお手伝いとして、小さな子供達に弾き方を教えていた。

「里緒先生、一緒に弾こう?」

「里緒先生、この曲弾いて?」

とキラキラした瞳を向けてくれる子供達は、私の癒しでもある。

もっとたくさんの子供達に弾いてあげたいし、一緒に弾きたい。

だから、大学で幼児教育を習って、幼稚園の先生になる。

高校入学した頃は、こんなに将来の事を考えた事は無かったけど、聡と決別して空っぽの自分を見つめ直した時、小さな頃の夢を思い出した。

ある意味聡には感謝だな。
なぁんて思ってる自分が面白かった。

まだ早いけど、どんな大学があるのか?

明日塾の休み時間に、大学の資料を見てみよう!と思いながら、友達達が話してる内容になんとなく耳を傾けていた。
< 15 / 34 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop