鳴らない電話を抱きしめて
それから3日後。
俺は、委員会の仕事の為、図書室の前を通った。
中には、勉強してる者、本を読む者がいて、それぞれが様々に過ごしているようだった。
俺は、里緒菜も藤堂先輩と図書室で毎日勉強してると、修哉達が言っていたのを思い出した。
俺はちらっと図書室に入ってみたが、そこから見える範囲には、里緒菜達は見えなかった。
思ったより委員会の話し合いが長引いてしまい、俺は部活へ急いで行こうと、部室迄校内を走っていた。
ふと視界の端に、制服姿で仲よさそうに男と歩く、里緒菜の姿が映った。
俺は思わず足を止めた。
里緒菜!!
何だよ
俺はお前の彼氏で、お前は俺のものだろ?
と、走って捕まえて言ってやろうとした。
が… 言えなくなってしまった。
里緒菜の隣の男 藤堂先輩らしき男が、自転車置き場から急に出てきた自転車から、里緒菜を守ろうと彼女の肩を抱き寄せたから。
里緒菜は顔を真っ赤に染めて、男に何か言っていた。
男も里緒菜を見つめて、答えている。
そこに俺が入り込む隙など、1ミリも無かった。
俺は手を握り締め、二人から目を逸らした。
もう一度二人を見ると、二人は正門を出て仲良く消えていった。
俺は、委員会の仕事の為、図書室の前を通った。
中には、勉強してる者、本を読む者がいて、それぞれが様々に過ごしているようだった。
俺は、里緒菜も藤堂先輩と図書室で毎日勉強してると、修哉達が言っていたのを思い出した。
俺はちらっと図書室に入ってみたが、そこから見える範囲には、里緒菜達は見えなかった。
思ったより委員会の話し合いが長引いてしまい、俺は部活へ急いで行こうと、部室迄校内を走っていた。
ふと視界の端に、制服姿で仲よさそうに男と歩く、里緒菜の姿が映った。
俺は思わず足を止めた。
里緒菜!!
何だよ
俺はお前の彼氏で、お前は俺のものだろ?
と、走って捕まえて言ってやろうとした。
が… 言えなくなってしまった。
里緒菜の隣の男 藤堂先輩らしき男が、自転車置き場から急に出てきた自転車から、里緒菜を守ろうと彼女の肩を抱き寄せたから。
里緒菜は顔を真っ赤に染めて、男に何か言っていた。
男も里緒菜を見つめて、答えている。
そこに俺が入り込む隙など、1ミリも無かった。
俺は手を握り締め、二人から目を逸らした。
もう一度二人を見ると、二人は正門を出て仲良く消えていった。