もしも叶うなら、私はもう一度この大空に恋をする。



「傍でずっと唸られるとこっちもテンション下がるからやめて。
もう青くんと再会できただけよかったと思いなよ」



机に伏せていても真白の大きなため息が聞こえきた。



そうだ。
このままずっと考えていても何も解決しない。
だったらそんなこと考えずに、青と再会できたことを喜んだ方がいいんじゃないの?



他人のことはどうでもいい真白のお陰で少し前向きになれた気がした。



「理由はどうあれ青くんと再会できたんだからこれであんたの初恋も叶えられるじゃない」


「え、なんでいきなり初恋の話になるの?」



確かにあたしは青のことが今もまだ好き。



でも今はそんな話をしてたわけじゃない。
青に突然いなくなった理由と突然あたしの前に現れた理由が分からなくてモヤモヤしてるって言う話をしてたはず。



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