もしも叶うなら、私はもう一度この大空に恋をする。
「…なんだハムスターかと思ったらちゅんすけか」
「…っ!は、ハム……っ!?」
今まで言われたことのない例えで言われるものだから、言葉が出てこなかった。
いくら小さいからってハムスターはないよ!…って小さくないし!
心の中でノリツッコミをしていたらそれが表情に出てたらしく、青に冷めた目で見られた。
「あ、青は次の授業なに!?」
「…音楽だけど」
「音楽?バカ青に歌なんか歌えるの?」
「…リコーダー吹けないちゅんすけに言われたくねぇな」
「きーー!」
青の冷めた目から逃れるように話題を変えて仕返しをしてやろうとしたのに逆にやられてしまった。
隣にいた真白のため息が聞こえてきた。