もしも叶うなら、私はもう一度この大空に恋をする。
学校についてすぐ見つけた人だかりにすぐに我に返る。
今日は二年のクラス発表。
友達と一緒になって喜んでる人もいれば、大げさに泣いてる人もいる。
大げさと言っても去年は真白とクラス別になってあたしも泣いたんだけど。
「今年、来年も静かに過ごしたいからアンタとは別がいいな」
「なっ!?それ親友に対して言う言葉じゃないよ!?」
「親友じゃないでしょ。腐れ縁よ」
「さらに酷い!」
人だかりが少なくなるまで真白にいじられ続けて、クラス表の紙を見上げる。
探すと1組のところに『小宮雀』と自分の名前を見つけた。
そして少ししたの方にあったのは『千代倉真白』の名前。
「真白!同じクラスだよ!!やったー!」
「……最悪」
口ではそんなこと言ってるけど、少し笑ってるの分かってるからね。