君影草は誠を乞う
「何、笑っていやがる!!」
そんなこんなを
頭の中で考えていたからだろうか。
口角がいつの間にか上がっていたようだ。
(わー、コイツ夜目よく利くなぁ〜
てゆーか、事は、穏便に
済ませたいんだけど。)
「いやいや、笑ってないですよ?
元々、こんな顔なんです。」
「嘘付け!!俺らのことナメてやがんな!」
そんな呑気なこと考えてる間に、
状況は、どんどん悪化していく。
(あー、ヤバイ。
今日は、とことんついてないから、
余計なことしたくないんですけど……)