君影草は誠を乞う

「総司、とりあえず
この浪士たちは保護しよう。
このまま置いて帰ったら凍え死んでしまう。」

「そうだね。
じゃ、流石に二人で七人も運ぶのは
キツイから応援呼ぶ?」

「…ああ、そうしよう。」

二人は伏した男達の体を起こし、
桜の木にもたれる型にすると、
応援を呼ぶため、
一度屯所への道を歩いて行った。
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