× × ──Grim Reaper──


ボクに話しかけていたと気づかなかっただけだ。



ボクは二人の目をじっと見つめる。



「ん?じっと見つめてきてどうしたのぉ〜?」



それに気づいた二人が不思議そうな顔で見てきた。



……何か囚われているようだけど、本当の裏を知らない、表の人間。



こんな人達が、ボクに何の用があるんだろう。



「…何か、用ですか?」



普段喋らないようなトーンで、感情を込めて聞いた。

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