自殺サポートサイト
当日
私はお気に入りの服を着て、木の生い茂った公園へ来た。
(では、ロープを貸してください)
ロープを差し出すと、マアクはテキパキとなれた様子でロープを絡めていった。
(では、どうぞ。
頸動脈を閉めるようにする方が、楽に死ねますよ。)
わかりました。
そして、遺書を石で固定しながら地面へおき、ゆっくりとロープに首をかけた。
(何か、心残りはありませんか?)
何もないです。全部遺書にぶつけました。
だんだん意識が遠くなっていく。
そんな中でも、思っていたのはあの男子への申し訳なさと、感謝だった。
私のためなんかに、時間を使わせちゃってごめん。
でも、相談に乗ってくれてありがとう。
私を助けようとしてくれてありがとう。
でも、ごめんね。耐えきれなかった。
そんなことを永遠と脳内再生しているうちに、意識が途絶えた。
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