転生したので好きに生きようと思います!
「国王よ、そろそろ良いかね?」
「ああ」
「さて、まず選ばれし《勇者》はこの中で一人となります。《勇者》ではなかった方々も、それぞれ自分の能力を得ることができ、魔族討伐の力となります。
ご自分の職業やステータスの見る方法をお教えします。」
ヒソヒソ ヒソヒソ
「おい、能力やステータスだってよ!」
「あぁ!!マジかよ…!」
この年頃だと、誰もが憧れてしまうシチュエーション。さてと、どうなることやら。
「それでは、こう唱えてください。
《ステータスオープン》と_______」
うっわ!やっぱ漫画やアニメみたいだな。
『ステータスオープン』
ブンッ
お!出た。
まずプロフィールはっと…
名前:月白 琥珀ツキシロ コハク
種族:人間?
職業:暗殺者
パラメータは…
生命力:2800/2800
魔力:7000/7000
攻撃力:2500
防御力:2000
魔力量:∞/∞
戦術スキルは…
気配隠蔽:Lv.MAX
交渉術:Lv.4
危機感知:Lv.9
気配察知:Lv.MAX
暗殺術:Lv.MAX
算術:Lv.8
暗殺術:MAX
スキルは…
言語理解:MAX
読心術:MAX
世界眼:Lv.9
影魔法:Lv.MAX
ん〜、生命力が2800で攻撃力2500か。
この数値がどのくらいの強さなのか他の奴らのが分からないから強いのか弱いのか分からないな____
チラッ
少しはしゃぎ過ぎているかもしれないな…
「なぁ!琥珀、お前はステータスどうだった?」
『あ、あぁ…。お前は?』
こいつ何て名前だっけ?
「俺は風魔法師、勇者じゃなかった!琥珀は?」
『暗殺者』
「さすが!教室でも近くにいたはずなのに急に消えてたりしただけあるよ。
お前は忍者とかその辺だと思ってたよ!」
『うるさいよ』
そう、何故か隠れん坊で一度も見つかったことがないんだ。
ただ影が薄い子供という可能性は否定できないが…
この異世界での能力には、日本にいた頃の経験や特技も活かされているのだろうか?
「なぁなぁ!お前は選ばれし《勇者》って誰になったと思う?」
『あぁ…。でもまぁ予想は付くけどあいつだろうな』