不幸な運命
大谷咲羅、今日から高校生



今日は長年の夢が叶う日



「咲羅準備出来た?」



「出来たよ、羽流」



彼は、大谷羽流



私の双子のお兄ちゃん



「咲羅、いこ」



羽流がそっと手を差し伸べた



「うん!」



私は手を握る



私達は双子、



付き合ってはいない



けど道端でも普通に手を繋ぐ



どうやらこれが普通じゃないらしい



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