不幸な運命
「羽流って書いてはるって読むんだね!私の名前と似てる!」



彼女は結構グイグイ来る



「せっかくだしさ、羽流くんって呼んでもい?私の事ははるちゃんって呼んでよ!」



イキナリの名前呼び



私は蚊帳の外状態



「あー、うん分かった」



何かが崩れ落ちた気がした



「ちょっと私トイレ行ってくる」



走ってトイレに向かう



息が切れる



本当は別にトイレに行きたかったわけではない



ただその場から離れたかっただけ


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