もっと生きたい君と、そうでもない僕。
画面の人「やだ…来ないで…ニクモ来ないでぇぇぇえ!!!」
幽霊「グワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ」
鈴音「キャー!」
……………………上映終了…………………………………………………………………………………………………………………
鈴音「うがぁー叫びすぎた」
「そんなに怖かったのか?」
鈴音「当たり前じゃん!ホラー映画好きだけど怖いの!」
「すずは割と特殊な人だね…」
鈴音「ずおー!!」
「どうしたw」
鈴音「でもニクモに会いたい気もする」
「うん、本当に特殊だね」
鈴音「え、なんかああいうの好き」
「僕は見るのは平気だけど実際には会いたくないなぁ……」
鈴音「えー特殊だー」
「すずの方が特殊だよ」
鈴音「あははーw」
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
「ひとまとめに言うと感想は?」
鈴音「んー。イジメは絶対にいけないなって思った!」
「そうだね。」
ガサガサッ
鈴音「んきゃぁ!え、な、なに?」
「そんなに驚かなくても…ただの猫だよ」
鈴音「なんだーびっくりしたー」
「あはは」
鈴音「あ、家着いた。 それじゃまたね(゚▽゚)/」
「またね(゚▽゚)/」
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
鈴音(後すこしになってしまった。わたしがいなくなったら、悲しんでくれるかな。伝えたいことを、伝え切れてないのに、もう死んじゃうんだ。もっと生きたかったな。もっと生きて隣で笑っていたかった。伝えたいことをどうやって伝えよう………そうだ、手紙がある。書こう)
そしてシャーペンを手に取って書きはじめた
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………
もうすぐじゃないか。
もう、1日くらいしかない。
最後に伝えたいことを、ちゃんと言うんだ。


残り、1日と1時間と30分。
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