breath
樹さんが、私の中に入ってきて私達は一つになる

久しぶりの……感覚……

「ーーー気持ち……っいい……」

繋がったまま、樹さんがつき上げそして、私の身体を愛撫するとピクンと反応する

「明日美……俺も……」

樹さんが、私に答えるように耳元で囁いてくれる

私達は呼吸を重ね、一つに繋がったことに歓喜を覚え喘ぐ

身体で樹さんを感じているのかと思っていたけど、実は脳で感じているのだと今日知った。

それが俗にいう『イク』という感覚だということを後で知ることになる


いつに間にか、私がイッテしまった間に、樹さんも果ててしまい、私達はベッドにうずくまった

「明日美、良かったよ」

って優しい言葉をかけてくれ、抱きしめてくれた樹さん

その言葉だけで、スゴくうれしかった

「明日美……これからもっと気持ちよくしてあげるね……」

なんて言われたら、この幸せがずっと、ずっと続くとその時は思った。
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