breath
その後はたわいもない話をして、私は部屋を後にする
『第ニ秘書か……』心の中で呟く。私が入社してから受付から秘書課に移動になった先輩は一人しかいない。しかも、その先輩は綺麗で優秀な人で、私の一番尊敬する先輩だった。
憧れてていた秘書の仕事に就けるなんて……自分が認められたような気がして嬉しかった
エレベーターに乗り、3階のボタンを押すと急に現実に戻る私がいる
今までいた専務室は本当に別空間。自分にとって都合の良い話で、夢のような時間。でも今の私には相応しくない。それだけはわかっている。
『私はどうしたら良いのだろう?』
エレベーターが下に行くほど、不安感がこみ上げてきた
樹さんがいる5階でエレベーターが止まり、扉が開く。その先に見えた姿は……今、一番会いたくない藤崎さんだった。
彼女は無言で乗り込んでくる。私は会釈をして、下を向く。乗り込む時、一瞬睨まれた気がしたけど気のせいだろうか?
『第ニ秘書か……』心の中で呟く。私が入社してから受付から秘書課に移動になった先輩は一人しかいない。しかも、その先輩は綺麗で優秀な人で、私の一番尊敬する先輩だった。
憧れてていた秘書の仕事に就けるなんて……自分が認められたような気がして嬉しかった
エレベーターに乗り、3階のボタンを押すと急に現実に戻る私がいる
今までいた専務室は本当に別空間。自分にとって都合の良い話で、夢のような時間。でも今の私には相応しくない。それだけはわかっている。
『私はどうしたら良いのだろう?』
エレベーターが下に行くほど、不安感がこみ上げてきた
樹さんがいる5階でエレベーターが止まり、扉が開く。その先に見えた姿は……今、一番会いたくない藤崎さんだった。
彼女は無言で乗り込んでくる。私は会釈をして、下を向く。乗り込む時、一瞬睨まれた気がしたけど気のせいだろうか?