breath
その後は、たわいのない世間話をして時間を過ごす。

専務はすごく優しくて、でも仕事に厳しい人。今日、半日だけど接してそう感じた。

帰りは専務の車で、樹さんの社宅に送ってもらった。

時間はちょうど9時を過ぎた頃


車の窓からマンションが見えた頃、忘れていた事を思い出す

『あっ……樹さんに遅くなる連絡をするのを忘れていた……』

慌ててバックからスマホを出すと、電源が切られたまま

『やっ、やばい……』
慌ててスマホの電源をつけるが……時、すでに遅し……

着信10件
樹さんからのメッセージが沢山……『連絡下さい』という、私を心配している内容のものばかり

一瞬、その量に過保護すぎて怖い……と思ってしまう私がいたが、事故の件もあるし仕方ないと思ってしまう私もいる

慌てて電話をかけようとしたけど、あっという間にマンションのエントランスに車が到着した

助手席の窓から、エントランスのベンチに座っている、樹さんが見える
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