breath
「貴方に私のプライベートの事を口出される筋合いはありません」
「わかった。じゃあ結果を出してくれ。それだけだ」

と言い、専務は車に乗りこんだ。

運転席の窓が開き、専務の顔が見える

「望月さん、今日は楽しかったよ。明日からもヨロシク」

と言い、車を発車させる


取り残された、私と樹さん。

樹さんの顔が強張っているのがわかる。私のせいだ………

「ごめんなさい……心配かけて……」

申し訳なさそうに謝る私に、ポンポンと軽くポンポンと頭を叩く樹さん

「無事で良かった。浅野がまた出てきたのかと思って……心配しただけだから」

その言葉を聞いて、私は彼にとって心配かけるだけの存在なのか……って思ってしまうと心が痛かった

「明日美、専務が俺に言ったことは気にしなくていいから……」

って言うけど、専務は樹さんに対して結構きつい事を言っていた。

これも、私のせいだと思うと申し訳なかった
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