breath
「明日美……俺と離れていて寂しかった?」

そう言う樹さんの目の奥は揺れていた

私はコクン頷き言葉を口にしようとすると、彼の唇で口を塞がれる

彼は激しく舌で私の口の中を弄り、手は私の隠された部分に向かって行く

彼が手慣れたように私の蕾を刺激する

「うっ……うん………」

喘ぎ声が出るけど、彼の口で塞がれ…彼の舌を受け入れながら快感に溺れていく

初めての感覚

心も身体も樹さんに埋められていく私

私はもう樹さんなしでは生きられない……快楽と共にそう思えた瞬間でもあった

彼が与える刺激で、蜜が溢れているのがわかる

私の身体は彼の重さで拘束され、身動きが取れない

その不自由さが心地よく、彼の物になっている自分を実感できる

あまりの気持ち良さに、頭の中がボッーとした瞬間、彼のものが私の中に侵入する

「ーーーあっ……ん……」

彼と繋がった喜びと、ずっと一緒にいれる事が嬉しくて……私の目から涙が浮かんできた
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