breath
樹さんが作ってくれた朝食は食パン、ハムエッグ、サラダ、そして私の大好きなロイヤルミルクティーを作ってくれた

甘いミルクティーは、全身クタクタになっている私には有難い存在

樹さんの気遣いに感謝

「樹さん」
「何?」

朝の朝食の、この何気ない会話

本当に幸せだと感じる一瞬

「あの……前みたいに、ココで住んでも良いですか?」

昨晩の事を考えると、樹さんは絶対拒まないと思う

意味はないけど、私の中に確証なる自信があった

そんな私を目の前にして

「いいよ」

っていつもながらの優しい微笑みを私に与えてくれる樹さん

「本当ですか?うれしー」

跳び上がるように喜ぶ私に対して

「今日は金曜だから明日、荷物を取りに行くついでに、ご両親に挨拶をするよ。それでいい?」

えっ、じゃあ今日はもう会えないんだ……寂しく思う私

今までの私なら、ここで引き下がっていたけど、今日の私はいつもと違う
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