breath
お参り後は、徒歩で私の実家に行った

二人で他人行儀な新年の挨拶をしてお雑煮とお節料理を食べる

これを食べるために私達は朝食抜きにしたので、お腹はペコペコだ

関西風の白味噌のお雑煮

私の大好物でお代わりをしてしまった

樹さんは父と3歳下の弟に勧められるがままにお酒を飲んでいる

「俺、一人っ子だから弟ができて嬉しい」

樹さんが言う

共通の趣味があるみたいで、意気投合している。姉として安心する私

お父さんもお母さんも樹さんには好意的で、この結婚が祝福されているのを実感


1時間ぐらいたった後、お父さんと樹さんが弟の人生相談に乗っているから笑えてしまった

弟もそろそろ自分の将来を考えなければいけない時

姉には言えないことも、同性の樹さんには言えるようで、私としては複雑な気持ちなんだけど、これからも上手くやっていけそうなので、私としては満足満足

あっという間に時間は過ぎていった

< 255 / 657 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop