breath
「私は大丈夫です。だから構わないで下さい」
引き止める樹さんを振り払い寝室に向かう
また溢れだした涙が止まらない
ひたすら泣くしかできなかった
泣きすぎて息が苦しい
苦しすぎてもいい
こんな息なんか、止まってしまえばいい
こんな私なんか消えればいいんだ
私は立ち上がりクローゼットを開けベルトを手にした瞬間、寝室のドアが開き樹さんが慌てて入って来た
「明日美」
彼は私の手からベルトを奪い取りきつく抱きしめる
「ここまで追い詰めていたなんて。気づいてあげられなくて、ごめん」
「何で謝るの?悪いのは私。私が消えれば、全て上手くいくから」
私は泣きわめく
樹さんが傍らにいるなんて気付かないぐらい
引き止める樹さんを振り払い寝室に向かう
また溢れだした涙が止まらない
ひたすら泣くしかできなかった
泣きすぎて息が苦しい
苦しすぎてもいい
こんな息なんか、止まってしまえばいい
こんな私なんか消えればいいんだ
私は立ち上がりクローゼットを開けベルトを手にした瞬間、寝室のドアが開き樹さんが慌てて入って来た
「明日美」
彼は私の手からベルトを奪い取りきつく抱きしめる
「ここまで追い詰めていたなんて。気づいてあげられなくて、ごめん」
「何で謝るの?悪いのは私。私が消えれば、全て上手くいくから」
私は泣きわめく
樹さんが傍らにいるなんて気付かないぐらい