breath
コトが終わり樹の腕枕で眠る
久しぶりで体力もなかったので途中絶頂に達し最後は意識がなかった
目が覚めると目の前にあるのは樹の首
スヤスヤ眠っている
私はワイシャツで隠れるであろう鎖骨の下に唇で吸い印をつける
樹ほどではないが独占したい気持ちがある
その証明
気づいてくれるだろうか?
それからしばらくして目を覚ます
「おはよう」
夕方なのでおかしいかもしれないけど咄嗟に出た言葉
「大丈夫?」
「無理です」
「俺はまだまだ足りない」
私の目をじっと見つめて言うけど本当に無理
今日できた事が奇跡に近い事ってわかっている?
気づいているでしょう?
「ごめんなさい」
「今度は手加減しないから、体力をつけておくように」
「今度っていつ?」
「これから忙しくなるから来週か」
「ごめんなさい。社宅に行けなくて」
樹さんは私に確認をして会社の話を
以前、私が聞けなかった部分
あの手紙を私に出したのは鬱病である私が自殺でもして明るみに出たら
買い手の企業はそんないざこざのある会社は買わないか、買い叩くだろう
後者の場合きっと本社は売却は断念すると首謀者達は読んだらしい
あの時の苦しみを考えるとやった人達の悪意は許せない
人の命を道具として考えるなんて
「俺は明日美の敵を取るから」
私は敵なんてどうでも良い
一つだけ願いが叶うなら
今の私は敵よりも樹と一緒にいたい
最近ずっと甘やかされていたからそう思う
「私はずっと一緒にいたい」
「俺もだよ」
「仕事を短期で詰めてできるだけ早く戻るから。待ってて」
そう言われてしまうといつまでも自分の我儘も言えず物分かりが良い振りを見せるしかなかった
樹はその後、自宅に戻り私の荷物を実家に運び入れその足で社宅に帰った
寂しい気持ちしか残らないけど、とりあえず前に進むしかない
そうすれば、元のサヤにおさまると信じていた
久しぶりで体力もなかったので途中絶頂に達し最後は意識がなかった
目が覚めると目の前にあるのは樹の首
スヤスヤ眠っている
私はワイシャツで隠れるであろう鎖骨の下に唇で吸い印をつける
樹ほどではないが独占したい気持ちがある
その証明
気づいてくれるだろうか?
それからしばらくして目を覚ます
「おはよう」
夕方なのでおかしいかもしれないけど咄嗟に出た言葉
「大丈夫?」
「無理です」
「俺はまだまだ足りない」
私の目をじっと見つめて言うけど本当に無理
今日できた事が奇跡に近い事ってわかっている?
気づいているでしょう?
「ごめんなさい」
「今度は手加減しないから、体力をつけておくように」
「今度っていつ?」
「これから忙しくなるから来週か」
「ごめんなさい。社宅に行けなくて」
樹さんは私に確認をして会社の話を
以前、私が聞けなかった部分
あの手紙を私に出したのは鬱病である私が自殺でもして明るみに出たら
買い手の企業はそんないざこざのある会社は買わないか、買い叩くだろう
後者の場合きっと本社は売却は断念すると首謀者達は読んだらしい
あの時の苦しみを考えるとやった人達の悪意は許せない
人の命を道具として考えるなんて
「俺は明日美の敵を取るから」
私は敵なんてどうでも良い
一つだけ願いが叶うなら
今の私は敵よりも樹と一緒にいたい
最近ずっと甘やかされていたからそう思う
「私はずっと一緒にいたい」
「俺もだよ」
「仕事を短期で詰めてできるだけ早く戻るから。待ってて」
そう言われてしまうといつまでも自分の我儘も言えず物分かりが良い振りを見せるしかなかった
樹はその後、自宅に戻り私の荷物を実家に運び入れその足で社宅に帰った
寂しい気持ちしか残らないけど、とりあえず前に進むしかない
そうすれば、元のサヤにおさまると信じていた