breath

その後私は果ててしまい目覚めた時には社長のベッドの中に一人寝かされていた
の外を見ると日が暮れている
帰らなきゃ
父が迎えに来てくれる段取りになっているので連絡をしないといけない
辺りを見回すけどスマホが入ったバッグが見当たらない
リビングか
ベッドから出るとバスローブに着替えさせられていた
もしかして･･･下着を確認すると履いていない
寝ている間に入れられた？
本当にわからない
確実に浮気
流されて抵抗できなかったとはいえ悪いのは私
見渡すけど来ていた私服も見当たらない
仕方なくこの格好でリビングに出ると社長の姿はない
どこに行ったんだろう？
そう思いながら服を探すけど見つからない
隠されたに違いない
私が社長が不在の時に逃げないように、足止めをしたんだ
仕方なく社長を待つことに
さすがにこの格好では２階の部屋に戻れないし、鍵がバッグに入っているから八方塞がり
どう考えても脱出方法がみつからず、
それよりも問題が
私は社長と・・・
考えるだけで大きな溜息しか出ない
それからしばらくして社長が帰宅　
両手にスーパーの袋を持っていたので買い物に行っていた様子
｢起きたんだ｣
スーパーの袋をテーブルの上に置き横に座る
また何かされると思い身構えた
彼はクスッて笑い意志に反し肩を抱く　
｢スマホと着替を返してもらえませんか？｣
｢必要？｣
｢父と迎えの約束をして連絡があったと思うので｣
｢連絡はあったよ｣
｢すぐに連絡しないと｣
｢寝ていたから変わりに出ておいた｣