breath
「私さ高宮が女癖が悪かったけど望月に対する気持ちは本気だったと思ったの。だから高宮の頼みを聞いてあげていたのに」
「頼み?」
「望月に男が寄ってこないようガードすること」
そういえば、そんな事もあったな
学生時代はそこそこモテていたのに社会人になって先輩達がガードしてパッタリモテなくなったんだった
「樹さん女癖が悪かったんですか?」
私の質問に対して三人がウンウンって頷いている
「本命はいなかったけどつまみ食いはチョコチョコ」
「あっ、でも社外限定だから!」
早坂さんが樹を庇うように言うけど
「藤崎さんとは付き合っていたじゃない」
今まで黙っていた亜美がツッコミを入れた
その名前聞きたくなかったです
「藤崎は浮気本命は別」
「藤崎の本命は今の旦那!ただ当時は不倫関係だったから高宮が浮気。アイツ戻って来たらタダじゃおかないから!」
美奈子先輩怒ってます
でも帰ってくるのかな?
怒りのあまり皆お酒のピッチが早い
開始後1時間、結構酔っ払っています
私はセーブしているので結構シラフ
「子会社で加藤専務の秘書だったんでしょう?何で総務にいるの?」
亜美が聞いてくる
「それ俺もそう思った」
「加藤専務は私を置きたいと希望を人事に出したけど却下されたと聞きました」
「ありえないよね」
「創業家一族の大本命だよ。そんなことありえない」
彼らの言っていることは私でもわかる
実際、2年前に突然私を秘書に抜擢したことは専務の独断
そんな彼が私ごときの事で人事に拒否されるなんて誰が見ても有り得ない
「高宮社長が私を秘書に欲しいと言って阻止したらしい」
「じゃあ何で総務に?」
「高宮社長の元じゃ可哀相だからって専務がこっちにやったと」
私の話を聞いてニヤッと笑う美奈子先輩
「アンタ専務に告白されたでょう?」
どうしてわかるの?何も言っていないのに。タジタジになっている私を見て
「図星ね」
「明日美の行き先がわからなかったのは専務が隠して閉じ込めたのよ」
「閉じ込める?」
「子会社で一般社員の接触なんて一切させてもらえなかった。違う?」
正解です
コクンと頷く
「頼み?」
「望月に男が寄ってこないようガードすること」
そういえば、そんな事もあったな
学生時代はそこそこモテていたのに社会人になって先輩達がガードしてパッタリモテなくなったんだった
「樹さん女癖が悪かったんですか?」
私の質問に対して三人がウンウンって頷いている
「本命はいなかったけどつまみ食いはチョコチョコ」
「あっ、でも社外限定だから!」
早坂さんが樹を庇うように言うけど
「藤崎さんとは付き合っていたじゃない」
今まで黙っていた亜美がツッコミを入れた
その名前聞きたくなかったです
「藤崎は浮気本命は別」
「藤崎の本命は今の旦那!ただ当時は不倫関係だったから高宮が浮気。アイツ戻って来たらタダじゃおかないから!」
美奈子先輩怒ってます
でも帰ってくるのかな?
怒りのあまり皆お酒のピッチが早い
開始後1時間、結構酔っ払っています
私はセーブしているので結構シラフ
「子会社で加藤専務の秘書だったんでしょう?何で総務にいるの?」
亜美が聞いてくる
「それ俺もそう思った」
「加藤専務は私を置きたいと希望を人事に出したけど却下されたと聞きました」
「ありえないよね」
「創業家一族の大本命だよ。そんなことありえない」
彼らの言っていることは私でもわかる
実際、2年前に突然私を秘書に抜擢したことは専務の独断
そんな彼が私ごときの事で人事に拒否されるなんて誰が見ても有り得ない
「高宮社長が私を秘書に欲しいと言って阻止したらしい」
「じゃあ何で総務に?」
「高宮社長の元じゃ可哀相だからって専務がこっちにやったと」
私の話を聞いてニヤッと笑う美奈子先輩
「アンタ専務に告白されたでょう?」
どうしてわかるの?何も言っていないのに。タジタジになっている私を見て
「図星ね」
「明日美の行き先がわからなかったのは専務が隠して閉じ込めたのよ」
「閉じ込める?」
「子会社で一般社員の接触なんて一切させてもらえなかった。違う?」
正解です
コクンと頷く