breath
二年前に連絡もなく海外に異動したことがあるから今更そんな話を聞いても動揺はしない
諦めている自分がいる
今更、樹が過去を取り繕うように私に接してもあの時の私の傷が完全に消えることはないし何も期待していない
今、彼に会いたい理由は浮気疑惑を確認したいだけ
ただ会えない時間が経てば経つほど、彼への不信感は膨らむ
ある意味諦めている自分がいる
彼にとって私は玩具
自分の近くにあれば興味を持つけど離れていたら関心がないからほったらかし
そんな事はわかってるし、樹の近況を元上司に聞くしか術がない自分の立場の薄っぺらさが情けない
何が婚約者?
エサはやらないで肩書さえ与えていれば大人しく待っている?
「気にならないのか?」
「もう慣れましたから・・・」
平然としている私の態度に専務の目は冷たい
二年前の私ならメソメソしていたけど
今は抗体がついてそれなりに強い
「寂しさを紛らわすために飲みに行っているんだな?」
「違います。!ただの人数合わせ」
私の否定する言葉を聞い天然隣に座る専務
ヤバいかも
専務の手が私の頬に触れ
「他の男に明日美の時間を使うのなら俺のために使ってくれないか?」
どう答えて良いかわからないけど何かを言い返さなきゃ
「前の奥様がいるじゃないですか?」
専務は「はあっ」って呆れた声
諦めている自分がいる
今更、樹が過去を取り繕うように私に接してもあの時の私の傷が完全に消えることはないし何も期待していない
今、彼に会いたい理由は浮気疑惑を確認したいだけ
ただ会えない時間が経てば経つほど、彼への不信感は膨らむ
ある意味諦めている自分がいる
彼にとって私は玩具
自分の近くにあれば興味を持つけど離れていたら関心がないからほったらかし
そんな事はわかってるし、樹の近況を元上司に聞くしか術がない自分の立場の薄っぺらさが情けない
何が婚約者?
エサはやらないで肩書さえ与えていれば大人しく待っている?
「気にならないのか?」
「もう慣れましたから・・・」
平然としている私の態度に専務の目は冷たい
二年前の私ならメソメソしていたけど
今は抗体がついてそれなりに強い
「寂しさを紛らわすために飲みに行っているんだな?」
「違います。!ただの人数合わせ」
私の否定する言葉を聞い天然隣に座る専務
ヤバいかも
専務の手が私の頬に触れ
「他の男に明日美の時間を使うのなら俺のために使ってくれないか?」
どう答えて良いかわからないけど何かを言い返さなきゃ
「前の奥様がいるじゃないですか?」
専務は「はあっ」って呆れた声