breath
一人で生きていくって大変なんだ
他の会社に行けば悩みは解消されるけど勤続12年の松本さん。お給料は良い金額を貰っているはずだから転職も躊躇するだろう
「話はそれだけですか?体調を崩しているので秘書への異動の話はないと思います」
適当な嘘をついてその場から去った
松本さん脅迫じみて怖かった
取りあえず何事もなく、食事の約束をさせられただけだったのでずその場は切り抜けたかな
取りあえず無事帰って来れたのでホッとする私

総務の部屋に戻ると美奈子先輩がビックリした顔をしている
時計を見ると総務を離れて30分
仕事の手伝いに行ったはずなのに何をしていたんだって感じだろう
「後で報告してもらうからね」
美奈子先輩からのメッセージ
了解と返信

終業後いつもの居酒屋
いつも通りに生ビール
テーブルにドンとジョッキを置いたら話す合図
そのやり取りも最近慣れた
「どうだったたの?」
興味津々に聞いてくる
取りあえず話した
専務とは私なりには頑張ったと思うけど先輩の評価は低い
「嫌だったら食事ぐらい断りなさい」
そこには主従関係があるから断れない
「私がついて行ってあげれたら良いけど。未来の社長でしょう?・早坂はこの会社で頑張るって言ってるから粗相はできないの」
先輩は陰で早坂さんを支えている
そして松本さんに『秘書打診を断れ』と言われたことの相談
その話を聞いた先輩目がキラッて光っています
「その事専務に報告」
「できないです」
「何で?松本さん専務の足を引っ張る人かもしれないよ」
そうして美奈子先輩は松本さん情報を話し出した
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