breath
松本さんは秘書課のお局様
そして森内常務の元愛人
関係は秘書課に配属されてからすぐに始まったから15年ぐらい続いていた
でもそれは過去のこと
というのはの森内常務が今の社長と社長争いをして敗れ失脚したから松本さんは威張れなくなったとか
つまり松本さんは次期社長候補の森内常務の力があったからこそ秘書課を支配できた
ちなみに森内常務は反創業者一族の派閥
現在加藤専務秘書になったのは良いけど専務は創業者一族
松本さんは横柄な態度で専務とは上手くいっていないらしい
「松本さんも哀れよね。女の一番良い時期を常務に捧げて、旬が過ぎそうな時に捨てられたんだから」
「捨てられた?」
「そう。失脚した時ね」
「あそこまで惨めな立場で会社にしがみつくのはみっともないわよね」
って笑う先輩
「松本さんね3年前にタワーマンション買ったんだって。森内常務と付き合っていた時にね。普通のマンションより価格が高いから、きっとローンが大変だと思うわ」
やっと松本さんの話が繋がった
「うちで共働きでなんとか低層階が買えるかなっていう物件だから、常務に捨てられた今、きっと火の車だと思う」
先輩人ごととはいえ辛口です
でも先輩の言っている意味も理解できる
寛恕は私の前では強がっていたけど今の彼女には女の幸せは無い
想像だけど、残ったのは常務と逢瀬を過ごした思いでの詰まったマンションと多額のローン
もし結婚することがあるならローンもお嫁に持っていかなければいけない
そう考えるだけで悲惨過ぎる
ある意味同情したくないけど哀れだと思う
溜息をつく私
「溜息をつくと幸せが逃げるよー」
「女の幸せって何ですか?」
「、珍しね!そんな事を聞くなんて。私はね早坂といると素の自分が出せるの。。高宮や専務みたいに社長になるとかそんな将来性はないけど支えて行きたいと思っている」
そして森内常務の元愛人
関係は秘書課に配属されてからすぐに始まったから15年ぐらい続いていた
でもそれは過去のこと
というのはの森内常務が今の社長と社長争いをして敗れ失脚したから松本さんは威張れなくなったとか
つまり松本さんは次期社長候補の森内常務の力があったからこそ秘書課を支配できた
ちなみに森内常務は反創業者一族の派閥
現在加藤専務秘書になったのは良いけど専務は創業者一族
松本さんは横柄な態度で専務とは上手くいっていないらしい
「松本さんも哀れよね。女の一番良い時期を常務に捧げて、旬が過ぎそうな時に捨てられたんだから」
「捨てられた?」
「そう。失脚した時ね」
「あそこまで惨めな立場で会社にしがみつくのはみっともないわよね」
って笑う先輩
「松本さんね3年前にタワーマンション買ったんだって。森内常務と付き合っていた時にね。普通のマンションより価格が高いから、きっとローンが大変だと思うわ」
やっと松本さんの話が繋がった
「うちで共働きでなんとか低層階が買えるかなっていう物件だから、常務に捨てられた今、きっと火の車だと思う」
先輩人ごととはいえ辛口です
でも先輩の言っている意味も理解できる
寛恕は私の前では強がっていたけど今の彼女には女の幸せは無い
想像だけど、残ったのは常務と逢瀬を過ごした思いでの詰まったマンションと多額のローン
もし結婚することがあるならローンもお嫁に持っていかなければいけない
そう考えるだけで悲惨過ぎる
ある意味同情したくないけど哀れだと思う
溜息をつく私
「溜息をつくと幸せが逃げるよー」
「女の幸せって何ですか?」
「、珍しね!そんな事を聞くなんて。私はね早坂といると素の自分が出せるの。。高宮や専務みたいに社長になるとかそんな将来性はないけど支えて行きたいと思っている」