breath
「そんな言葉が聞けるなんて意外。私はずっと早坂さんが先輩を支えていると思っていましたから」
「アンタ誤解している!」
「誤解?」
「早坂が私に惚れてるって思っているでしょう?」
私はコクンと頷くと
「それ間違い。「私が早坂に惚れてるの」
「えっー」
「驚きすぎ!」
軽くデコピンを
「私が告白して付き合いだしたの。ちなみに結婚のプロポーズも私から」
照れながら小さなな声で言う先輩
可愛いです
初めて見る先輩ののろけた姿もビックリだけど自分から好きって言える先輩。尊敬します
「そんなに早坂さんの事が好きなんですね」
「アイツさチャラいけど結構モテるの。だからキープしておかないと」
「キープですか?」
「若い子に取られたら戻って来ないし」
「ラブラブで羨ましいです」
「そう?私は望月が羨ましいけど」
「えっ、私?」
「癖は強いけど未来の社長候補に結婚を申し込まれてるんだから」
急に暗くなる私
「望月も幸せになれるから!」
慰めてもらった
樹が帰って来ないと何も進まない
「私も絶対幸せになります!」
あてのない未来に希望を持つように実現させたいと願い私は宣言した
< 570 / 657 >

この作品をシェア

pagetop