breath
早くこの場から去りたい
「ご迷惑をおかけして申し訳ございません」
「送って行くよ」
山下さんの声が耳に入りさりげなく肩を抱かれる
こんな場合婚約者である樹が言わないといけないんじゃないの?
何で山下さん?
私を無視をして他人のふりをする樹に幻滅
浮気もするし連絡もしない
やっている事は最低な事ばかり
もうこっちから願い下げよ
「タクシーを使いますので大丈夫です」
頭を下げ手を振り払おうと思っていたら、山下さんの手が急に宙に浮いた
振り向くと樹が山下さんの手を振り持ち上げて微笑んでいる
何でこんな時に笑うの?
「俺が送って行く。望月さんは中学の後輩で家が近所」
「あっ、そうなのか・・・」
樹はここでも私達の関係を山下さんに言わない
体調が悪いのに樹に対するモヤモヤが勝っている
それだけでも気分が悪い
さすがに同じ方向が二人いるから、無理に山下さんが入る事もできず諦めた様子で私と離れた場所で二人で何か話している
取り残された私と亜美
「亜美、迷惑をかけてゴメンね」
「主任、明日美の事が気になっているみたいで落ち着きがなかった。いろいろあると思うけど一度腹を割って話してみたら」
亜美が私の手を握りながら言う
「明日美の手冷たいね。主任に暖めてもらいなよ」
そう言い、私の肩を軽く叩く
私はモヤモヤのせいからか何も答えることができなかった
それからしばらくして樹と山下さんがニコニコしながら戻ってきた
何を話していたのだろう?
仕事のこと?
それとも私?
「ご迷惑をおかけして申し訳ございません」
「送って行くよ」
山下さんの声が耳に入りさりげなく肩を抱かれる
こんな場合婚約者である樹が言わないといけないんじゃないの?
何で山下さん?
私を無視をして他人のふりをする樹に幻滅
浮気もするし連絡もしない
やっている事は最低な事ばかり
もうこっちから願い下げよ
「タクシーを使いますので大丈夫です」
頭を下げ手を振り払おうと思っていたら、山下さんの手が急に宙に浮いた
振り向くと樹が山下さんの手を振り持ち上げて微笑んでいる
何でこんな時に笑うの?
「俺が送って行く。望月さんは中学の後輩で家が近所」
「あっ、そうなのか・・・」
樹はここでも私達の関係を山下さんに言わない
体調が悪いのに樹に対するモヤモヤが勝っている
それだけでも気分が悪い
さすがに同じ方向が二人いるから、無理に山下さんが入る事もできず諦めた様子で私と離れた場所で二人で何か話している
取り残された私と亜美
「亜美、迷惑をかけてゴメンね」
「主任、明日美の事が気になっているみたいで落ち着きがなかった。いろいろあると思うけど一度腹を割って話してみたら」
亜美が私の手を握りながら言う
「明日美の手冷たいね。主任に暖めてもらいなよ」
そう言い、私の肩を軽く叩く
私はモヤモヤのせいからか何も答えることができなかった
それからしばらくして樹と山下さんがニコニコしながら戻ってきた
何を話していたのだろう?
仕事のこと?
それとも私?