breath
俯いていたので今、樹がどんな表情をしているのかはわからない
「お待たせして申し訳ない」
伯父はそう言い私の肩をポンと叩いて部屋を出て行った
私は樹の前にあるソファーに座る
相変わらず俯いているけど今、それ以上のことはできない
しばらくの間、鎮目
私から話を切り出す?
何を話して良いかわからない
こんな時が来るなんて思っていなかったから
しびれを先に切らしたのは私の方
そっと顔を上げると目の前には心配そうに私を見ている樹の顔
もう2ケ月あまり会っていない
少し痩せた?
なんて思ってしまう
「やっと俺を見てくれた」
軽く微笑む
樹は立ち上がりソファーに座っている私の隣に座る
「やっと見つけた」
私の手を握りながら、嬉しそうに言う
どう反応して良いかわからずモジモジしている
「明日美が何を考えているかは俺にはわからない。でも一言、言いたい」
一言?
それって何の話?
胸の動悸が激しくなる
何を言われてもショックを受けると思う
自業自得
すべて自分が蒔いた種
全て私が悪い
今すぐ耳を塞ぎたくなったけど、さすがにそれは子供じみていてできない
大きく深呼吸をして、じっと樹の目を見た
たぶんこうして樹と向き合うのも最後
彼は彼の道を行く
私も今はどうして良いかわからずもがいているけど、時間が経てば何とかなるはず
樹も緊張しているか顔が強張っているように見える
別れ話をするには、距離が近すぎるんですが・
「明日美、俺と結婚して下さい。お願いします」
樹はそう言い頭を下げた
「お待たせして申し訳ない」
伯父はそう言い私の肩をポンと叩いて部屋を出て行った
私は樹の前にあるソファーに座る
相変わらず俯いているけど今、それ以上のことはできない
しばらくの間、鎮目
私から話を切り出す?
何を話して良いかわからない
こんな時が来るなんて思っていなかったから
しびれを先に切らしたのは私の方
そっと顔を上げると目の前には心配そうに私を見ている樹の顔
もう2ケ月あまり会っていない
少し痩せた?
なんて思ってしまう
「やっと俺を見てくれた」
軽く微笑む
樹は立ち上がりソファーに座っている私の隣に座る
「やっと見つけた」
私の手を握りながら、嬉しそうに言う
どう反応して良いかわからずモジモジしている
「明日美が何を考えているかは俺にはわからない。でも一言、言いたい」
一言?
それって何の話?
胸の動悸が激しくなる
何を言われてもショックを受けると思う
自業自得
すべて自分が蒔いた種
全て私が悪い
今すぐ耳を塞ぎたくなったけど、さすがにそれは子供じみていてできない
大きく深呼吸をして、じっと樹の目を見た
たぶんこうして樹と向き合うのも最後
彼は彼の道を行く
私も今はどうして良いかわからずもがいているけど、時間が経てば何とかなるはず
樹も緊張しているか顔が強張っているように見える
別れ話をするには、距離が近すぎるんですが・
「明日美、俺と結婚して下さい。お願いします」
樹はそう言い頭を下げた