breath
「二人で外出をしよう!」
「どこに?」
「秘密」
樹は嬉しそうに言うけど、その後もずっと種明かしはしてくれず『今日はお泊りになる可能性もあるから準備をしておいて』
というヒントしか言わない
何となくモヤモヤ
でも聞かれなくてホッ
一つだけわかるのは、あの専務との未遂話を聞いたら確実に樹が落ち込むこと
さすがに言えない
朝食が終わり片付けをしてから外出
さて、これからどこに行くのだろう?
樹が何かを考えているのは何となくわかる
でも今日はクリスマスイブで、ホテルなんて簡単に取れるはずもない
私を見つけ出したのが2週間前だから、それから動いても難しいだろう
行き当たりばったり?
車で行くようで何度もどこに行くか聞いてみたけど『秘密』って言って教えてくれない
高速道路に乗り地方の方向に行っているのは理解できるけど、どこにいくのか見当つかない
車を運転している樹は始終ニコニコご機嫌なようで、言いたくても言えないワクワク感に一人で堪能しているように見える
モヤモヤしている中、車は山の中を走っている
山を登り途中絶景が目に入る
そして山頂に近づと下の世界が風景のようように見える
「どこに?」
「秘密」
樹は嬉しそうに言うけど、その後もずっと種明かしはしてくれず『今日はお泊りになる可能性もあるから準備をしておいて』
というヒントしか言わない
何となくモヤモヤ
でも聞かれなくてホッ
一つだけわかるのは、あの専務との未遂話を聞いたら確実に樹が落ち込むこと
さすがに言えない
朝食が終わり片付けをしてから外出
さて、これからどこに行くのだろう?
樹が何かを考えているのは何となくわかる
でも今日はクリスマスイブで、ホテルなんて簡単に取れるはずもない
私を見つけ出したのが2週間前だから、それから動いても難しいだろう
行き当たりばったり?
車で行くようで何度もどこに行くか聞いてみたけど『秘密』って言って教えてくれない
高速道路に乗り地方の方向に行っているのは理解できるけど、どこにいくのか見当つかない
車を運転している樹は始終ニコニコご機嫌なようで、言いたくても言えないワクワク感に一人で堪能しているように見える
モヤモヤしている中、車は山の中を走っている
山を登り途中絶景が目に入る
そして山頂に近づと下の世界が風景のようように見える