breath
そして向かった布団売り場
「やっぱりいる?」
樹さんのベッドはダブルは二人で寝るには十分だけど彼女と寝たかもしれないベッドに寝るのはさすがに気が引ける
一緒に住むのは納得したけど、寝室を共にするのは…これだけは勘弁して欲しい
「はい」
と言い選ぶ。とはいえ値段はピンからキリまであってどれを選ぶか悩んでしまう。暖かさを求めると10万円近くかかっちゃう
一番の問題は『いつまで住むか?』ってことでほとぼりがさめて出て行く期間が短かったら高価な物を買うのは悔しい
と悩んだあげく一番安い布団を買うことに
レジでカード払いする私を遮り『払う』と言ってくれる樹さん。有り難かったけどそれだけは阻止
居候するのは私なのでそれだけは甘えたくない
そして日用品や食料品などをたんまり買い込み私達は帰途についた
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