【詩】《1972年04月01日ニ生マレテ》 (野いちご大賞エントリー作品)
《銀/97.06.16.》
壱
まばらにある稲穂の切株
茶鴨が一羽たたずんでる
黄昏時
弐
影さす深緑の水面
すぅ~っとのびたるは
ましろの頭もつ細き鳥
あれは鷺だろうか?
参
青空の下、尾長のダンス
アスファルトをはねる
おしりが踊っているよ。
四
ま新しいコンクリのプラットホーム
走る列車の窓から対岸を見下ろす
ひるがえるスーパーの手さげ袋
ダストBOXに収められなかった、それら
印象
視界をとらえた一瞬の出来事。
五
早朝うるおうみどりば
うす灰の空下にはえ
夕暮、大気にとけこむ日輪
残暑あかねむ、つゆどき
ほんのひとコマ
壱
まばらにある稲穂の切株
茶鴨が一羽たたずんでる
黄昏時
弐
影さす深緑の水面
すぅ~っとのびたるは
ましろの頭もつ細き鳥
あれは鷺だろうか?
参
青空の下、尾長のダンス
アスファルトをはねる
おしりが踊っているよ。
四
ま新しいコンクリのプラットホーム
走る列車の窓から対岸を見下ろす
ひるがえるスーパーの手さげ袋
ダストBOXに収められなかった、それら
印象
視界をとらえた一瞬の出来事。
五
早朝うるおうみどりば
うす灰の空下にはえ
夕暮、大気にとけこむ日輪
残暑あかねむ、つゆどき
ほんのひとコマ